水回りのお祓い

新宅のお祓いでも重視する場所です。

近々住宅の水回り工事に伴うお祓いがあります。

古来、住まいの中で、神棚の安置場所や床の間と並んで
神聖視される場所が水回りや火を使用する場所です。

具体的には台所・トイレ・お風呂場・ボイラー室などです。
昔は電気式の炊飯器なんてありません。
薪をくべてお米を炊いていたでしょうから、
竈(かまど)も神聖視される場所でした。

火や水の自然の恵みは人の暮らしにとって
欠くことができない尊いものです。
人類は火を発見し、それを使いこなすことで
大きく文明を発達させることができた、
という説もあるようですね。

それ故、そうした場所の工事に際し、
きちんとお祓いをしてから進めるお宅もあるのです。

日本人は自然の法則やはたらき(力)の中に、
神さまを感じとってきたのでしょう。
神とは、人の暮らしにとってプラスに作用する力だけではなく、
我々の生命を脅かすような、マイナスに作用する力も含まれます。

国学者の本居宣長は古事記伝において、
神さまについて、以下のように述べています。

「凡(すべ)てか迦微(かみ)とは古御典(いにしえのみふみ)等(ども)に見えたる
天地の諸(もろもろ)の神たちを始めて、其を祀れる社に坐す御霊(みたま)をも申し、
又人はさらにも云(い)はず、鳥獣(とりけもの)木草のたぐひ海山など、
其与(そのほか)何にまれ、尋常(よのつね)ならずすぐれたる徳(こと)のありて、
可畏(かしこ)き物を迦微とは云なり。
すぐれたるとは、尊きこと、善きこと、功(いさお)しきことなどの、
優れたるのみを云に非ず、悪(あし)きもの、奇(あや)しきものなども、
よにすぐれて可畏きをば神と云なり。」

神さまとは、古事記などの神話に出てくる神をはじめ、
神社にお祀りされている神霊のことをいい、
人間、動植物、海山といった自然など、
何であれ普通でない優れたところがあって恐れ多いものを神という。
優れているというのは、尊いものや善いものや功績があるものなどが
良い方向に優れているものに限らず、

悪いものや不思議なものなども普通でなく恐れ多いものを神という。

投稿者プロフィール

浅舞八幡神社
浅舞八幡神社浅舞八幡神社 宮司
「浅舞八幡神社 宮司」の本多です。
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