産婆さんの顕彰碑
茶道や華道の先生の碑もあります。
先日、古いブログ記事を見たという
ヒューストン在住の助産婦さんから、
以下のようなお問い合わせがありました。
「産婆と書かれた碑があるということですが、
どのようなものか教えて頂けますか?」
私は神職を志している台湾の大学生とも交流がありますが、
まさかアメリカのテキサス州から、
このHP経由で連絡を頂くとは驚きでした。
たしかに、当神社境内には産婆と彫られたと記念碑があります。
これは功塚(いさおづか)と呼ばれている
区域に建てられているものです。
功塚の「功」は「功労」や「功績」の「功」です。
つまり、当地域において、世のため人のため、
広く貢献をされた方を顕彰する場所なのです。
妊婦さんや新生児のお世話・指導・相談、分娩の介助など、
その多大な功労が称えられています。
大雨が降ろうが、猛吹雪になろうが、
昼夜かまわず産家に駆けつけた方なのでしょう。
石碑正面には
「産婆 見上ナヲ子記念碑 大正十二年 齢七十五」とあります。
お酒が供えられていました。
今でも子孫の方がお参りに来ているようです。
約百年前に没した方を偲んで
手を合わせる方がいるということは、
素晴らしいことですね。