年祭のご奉仕
略歴が詳しいと作文しやすいです。
今日は信徒(神徒)さんの十年祭(仏式の年回忌法要)にご奉仕しました。
その対象となる故人様は夫婦であり、
人生を共に歩んだ者同士ということで、
両人の葬儀を担当した際、記録に残していた略歴を基に、
1つにまとめて作文した祭詞を御神前で奉読させて頂きました。
神道のお葬式では、故人様の生い立ちや生前の歩みについて
作文したものを御霊前にて読み上げます。具体的には・・・
いつ誰の子供として生まれ、どの学校を卒業し、何の職業に就いたか、
趣味娯楽、人柄、思い出話、表彰されたこと、文化活動、病歴など、
様々な内容が含まれます。
神事終了後、施主様から
「故人を偲ぶ上で、とても心に響く内容でした!」
とお褒めの言葉を頂きました。
今回は特に良いご奉仕ができたと思います。
私は葬儀以外(特に年祭)でも略歴を入れること、
大多数の方が聞きなれない文語体の祭詞なので、
なるべく分かりやすい語を使用すること、
この2点に留意しています。