神社建築と茅葺屋根
茅(かや)って何だろう?
当神社の拝殿屋根は銅板、幣殿と本殿はトタンですが、
今でも昔ながらの建築様式を守り、
茅葺(かやぶき)というところもあります。
有名なところで、伊勢神宮は唯一神明造りという様式ですが、
屋根は古代の茅葺を今に伝えています。
式年遷宮の翌年にお参りした際、
清々しい神殿を目にし、とても感動したことを覚えています。
茅という植物はなく、ススキやヨシ、イナワラ、コムギワラなど、
かつて日本の生活の中で身近に手に入る植物を刈り取って
束にしたものの総称を指しているそうです。
少し調べてみたところ、茅葺の文化は海外にもあるんですね。
自然素材の趣が美しいです。
私の地元(横手市平鹿町)には、数少ない茅葺屋根の職人がいます。
全国各地を渡り歩き、一般の民家から国指定の文化財まで手がけています。
この度、YouTubeでも動画の配信をはじめました。
その第1回目はススキで作るホウキです。
夏休みの子供たちの工作にいいかもしれませんね。
つくる楽しさ・面白さを味わえます。
職人の佐藤偉仁(さとうひでと)さんが手がけた
神社を写真でご紹介します。
これは加茂神社さん(宮城県仙台市)の境内社です。
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