参道鳥居前より社殿までの風景

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▲ 私たちが神社にお参りをするとき、まず【鳥居】を目にします。
 鳥居は神社の内と外を分ける境に立てられ、鳥居の内は神様がお鎮まりになる御神域として尊ばれます。
 鳥居の起源については、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が天の岩屋にお隠れになった際に、八百万の神々が鶏を鳴せましたが、このとき鶏が止まった木を鳥居の起源であるとする説や、外国からの渡来説などがあります。鳥居は、その材質・構造も多種多様で、それぞれの神社により形態が異なります。当神社の鳥居は、上部横柱の両端が上向きに反っているのが特徴的な明神(みょうじん)鳥居です。

手水舎

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手水舎 龍の水盤

▲ 鳥居の手前左側に【手水舎(てみずや)】と呼ばれる流水施設があります。
お参りする際、先ずはここで手を洗い身を清めます。古来、水は災難の元となる「罪(つみ)」や「穢れ(けがれ)」を洗い流すものと考えられており、元来は、境内近くの自然の川や山の湧き水を利用して身を清めていたようです。

社殿を斜めから撮影

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▲ 神社建築の様式も色々ありますが、典型的な八幡造りです。神社正面の扉から入ると、順番に拝殿(はいでん)・幣殿(へいでん)・本殿(ほんでん)になっています。

社殿正面の彫刻

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▲ 大きな龍が彫られています。龍は古代中国の想像上の霊獣ですが、日本における龍神信仰は、水神の表徴である蛇を神格化し たものとしての龍です。
龍神は、水神としての性格から農耕生産と結びつき、古くは雨乞いが龍神の住むとされる川、沼、池などで行われました。

拝殿(内部)

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▲ 一般的には参拝者は一番手前の拝殿から神様に手を合わせます。

幣殿(へいでん)

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▲ 本殿と拝殿の間に設けられ、神様に色々なお供えをする場所が幣殿です。

本殿

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▲ 最深部の扉をかたく閉じた所が御神体を奉安している本殿であり、この扉が開けられるのは例祭の日だけで、唯一宮司が中に入ることを許されています。

本殿の彫刻

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