106_03_【3】お神輿

106_03_【3】お神輿

 秋の祭礼の渡御(とぎょ)で使用するお神輿です。
 渡御とは普段神社にお鎮まりになっている神様が神輿にお遷りになり、氏子の手により氏子地域を巡幸していく神事です。これにより神と人とが一体となり、人々は祭りを通じて活力を取り戻し、神様もこうした人々の姿を見て喜び、地域の各家々に御神徳(御利益)を与えて下さると信じられています。
 古くは氏子が直接神輿を担いでいましたが、過疎化・少子化の影響で奉仕者不足となり、今では車輪の付いた台に神輿を載せ、それを曳いて巡幸しています。
 当神社のお神輿は、明治19年頃に上方から関東まで創作の場を広げた名うての京職人が腕に撚りをかけて作り上げたものを、船便と馬車を使用して浅舞まで運び御祭神に奉献したものです。
 屋根の部分に付いている紋は木瓜(もっこう)と呼ばれるもので、か つて浅舞城主であった小野寺家の紋です。城の鎮守社として八幡大神を篤く崇敬、お宮を護持されました。
 神輿は平成23年に大修復をしています。

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