神棚の扉は開けておくべき?
皆さんはどうしていますか?
ある日、春祈祷に伺ったお宅の神棚(神殿)を拝見したところ、扉を閉めたままにしてありました。お祭りの節目なので、その日は特別に扉を開けていただきました。
たまに「神棚の扉って閉めておくべきですか? 開けたままにしたおくべきですか?」と質問を受けることがあります。 この点について、宗教上明文化されたものは無いはずです。それぞれの地域の仕来りや慣習に基づく面があるかもしれません。 私の見解を述べますと、基本的には閉めておき、神々に特別な所縁のある日のみ開けてお祭りするべきではないかなと・・・ どこの神社を詣でても、神様(御神体)が奉安されている本殿の扉は堅く閉められています。
「御神体には軽々しく触れるものではない」
という考えが根底にあるからです。
当神社で本殿の扉が開けられるのは神輿渡御がある秋の例祭のみです。
一般家庭でも「正月 三が日」であるとか、氏神様の祭典日であるとか、お祀りしている神様に特別な所縁のある日以外、扉を開けるべきではないと考えます。
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