先祖崇拝の心を大切にする神道
我々がこうして生きている背景には、多くのご先祖様や苦楽を共にした配偶者の存在があります。先祖が一人欠けていても、今の自分はここに存在しません。
その関わり深き多くの故人様を、今は目に見ることはできませんが、感謝し祈りを捧げることで、その存在を、気持ちを、感じることはできます。
古来日本人は、各家庭の中でご先祖様を敬い、ご恩に感謝し、お盆やお彼岸をはじめ、節目ごとに御霊祭りをして生活してきました。こうした営みは感謝や絆という大切な気持ちを親から子へと伝える役割を果たしています。命の繋がりを深く顧みる機会でもあります。
特定の故人様に対する御霊祭り
正辰祭(せいしんさい)
祥月命日(毎年死去した日)にご奉仕するお祭りです。
年祭
一年祭・三年祭・五年祭・十年祭、以降は十年毎で五十年祭までの御霊祭り。正辰祭のうち特に鄭重に執り行うお祭りです。神職に神事ご奉仕を依頼、お墓参りもします。この節目には親類縁者をお招きするお宅も多いです。
祖霊全てに対する御霊祭り
日供祭
毎朝、家族が食事をとる前、御霊舎へ米・塩・水を基本としたお供えをして手を合わせる日々のご奉仕です。
月次祭(つきなみさい)
月始め一日と月半ば十五日を節目とし、普段よりお供え物の種類品数を多めにして丁寧にお祭りします。
春季・秋季霊祭
春分の日・秋分の日に御霊舎と奥津城(おくつき-墓所)の両方に追慕追悼の誠を捧げるとともに、ご祖先様の加護をお祈りするお祭りです。神職に依頼する家もあります。
お祭りの仕方・神社への依頼・費用について | |
準 備 に つ い て |
御霊舎・お墓の両方にお花と神饌(しんせんー召し上がりもの)を供え、ローソクを灯し、二拝二拍手一拝の作法でお参りします。忌明け後の拍手は音を立てても構いません。 米・塩・水を基本として、日本酒・野菜・果物・お菓子などを供えます。故人様の生前の好物を供えて頂くと尚宜しいかと思います。調理したものでも構いません。 |
神 社 へ の 依 頼 |
ご予約が必要となります。希望の日時を指定願います。なるべくご都合に配慮いたします。 御霊舎・お墓の両方で執り行う場合と、どちらか一方でのみとする場合があります。 |
費 用 に つ い て |
祭祀料:1万円~ ※参列者数による 式場に神社施設(社務所)を使用した場合は下記の通り |
式場 | 家の御霊舎前で執り行うのが本来ですが、事情によりそれができない場合、神社の施設(社務所)をお貸しする場合もあります。必ず霊璽(れいじ)と遺影をお持ち頂きます |
神社 所在地 |
浅舞八幡神社へのアクセス Mapへ ←をクリック |
お 問 い 合 わ せ |
☎0182 (24) 1606 |
社務所での祖霊祭の様子(動画)です。
お葬式の社務所使用について
参列者30名程度の小規模な神葬祭(葬場祭のみ)であれば、社務所を使用して執り行うことが可能です。
この施設は氏子の皆さまからの貴重な浄財で維持しておりますので、式場料は1万円と低く抑えられています。
ただし、神道用の祭壇は葬儀社からお借りしていただきます。