オンライン神事について

よい経験になりました。

先月、北関東エリア在住の方から
「このご時勢、神主さんに県外へ来てもらうことはできませんので、
zoomを使って父の十年祭にご奉仕してもらえないでしょうか?」

という相談を受けました。

これには驚いた!

近年、コロナ禍の影響が大きく、
リモートワークを導入している会社が多いと思いますが、
神事にネットを活用している
神社さんはまだまだ少数でしょう。

私もこの分野は詳しくないので、
プロにアドバイスを求めたところ、
撮影機器・人手・知識や技術など、
全て不足していることが分かり、一度はお断りしました。

その後「そこをなんとか!」という
施主様の強い申し入れがあり、zoomの使い方を急ぎで学習、
スマホのカメラ、それ専用のピンマイクと三脚を用い、
臨時の式場でオンライン神事にご奉仕しました。
これはあくまで略式(遥拝という形式)です。

ちなみに、本来、施主様には玉串(榊)をお供えして頂くのですが、
秋田からこれを郵送するとなると、神事当日には枯れてしまうので、
玉串に替えて以下のような幣束(へいそく)をお供えしてもらいました。

これは衣料に関する供物です。
幣束とは?

このような方法を更に学べば、今後、永代祭祀墓での慰霊祭
YouTubeを使ってライブ配信することもできるかもしれません。

永代祭祀のページはこちら

屋外での撮影は雑音が入りやすいので
性能の高い撮影機器を揃える必要がありますね。

神事の最中、カメラの撮影位置を切り替える人、
配信トラブルがあった場合、対応する助手なども必要となります。

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浅舞八幡神社
浅舞八幡神社浅舞八幡神社 宮司
「浅舞八幡神社 宮司」の本多です。
Facebookでは、「神社ページ」と「プライベート」のページを自ら管理しております。
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