春季霊祭のご奉仕

ご先祖様に敬礼!

今日は彼岸明けでした。

たまに「神道でも彼岸のお墓参りってあるんですか?」と質問を受けることがあります。

彼岸という語は仏教用語でして、神道では皇室の春季皇霊祭に倣って「春季霊祭」というべきでしょうか。ご先祖様の御霊を慰めるお祭りをします。

珍しく雪の少ない年となり、墓地でこの神事を執り行うことができました。例年ですと、屋内の祖霊舎前でご奉仕しています。

石にはお墓を意味する奥津城(おくつき)と彫られています。

誰が言ったことか忘れましたが「人間は2度死ぬ」という言葉があります。1度目の死とは、全ての人間に等しく訪れる「肉体の死」「生命の活動が完全に停止した時」です。そして、2度目の死とは、故人が存在したこと、その方との想い出や記憶というものが全ての人間から消滅した時に迎えることを意味します。

先日、義理の父の一周忌法要に参列した際、ご奉仕して下さった和尚さんが「こうした節目にご先祖様のことを想い出してあげること自体が供養になりますよ」という話をしてくれました。

そうかもしれません。忘れられたら寂しいかな・・・

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浅舞八幡神社浅舞八幡神社 宮司
「浅舞八幡神社 宮司」の本多です。
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